J.C.のBack to school。
初日。
初日はまずオフィスに来てくださいと言われていたので、オフィスに連れて行く。
本日、担任の先生がお休みで、代わりの先生が受け持つことになっていた。
その先生がオフィスに来たので、クラスルームまで連れて行ってもらった。
私とだんなも一緒について行った。
日本とは全く違う、リラックスした様子。
先生は、コーヒーの入ったマグを片手にクラスルームへ入って行く。
(こんなことは日本では許されないよなぁ)
と思いながらついて行った。
先生がJ.C.の席を用意してくれて、ベルが鳴った後に次々に入ってくる生徒達に
「新しいクラスメートよ。自己紹介して」
と言うと
「Hi!」と名前を言って、ハイファイブをしてくれた。
グレード2は20人。
机はグループごとに置かれている(日本の小学校では給食を食べる時のように)。
閉じ込められている様な感じが全くない。
そして、終了のベルがなる3:20に迎えに行くと、J.C.はちょっとホッとしたような顔をして出てきた。
隣にある大きな公園で遊んでいいかと聞かれたので、遊ばせることにした。
みんな、走ってその公園に向かう。
誰も止める人はいない。
日本だったらまず
「家に帰って宿題をやってから遊びに行こう」
と言う事になるだろう。
J.C.が行っていた学校は、集団下校が基本だったので、終了時間が一緒になる学年は一緒に下校することになっていた。
そんなルールもない。
子供達は適当に遊んで帰るみたいだ。
J.C.も公園でクラスメートにまた会い、少し一緒に遊んでから帰って来た。
クラスメートの中には、だんなの同級生の息子もいる(偶然にも)。
しばらくは大変だろうけれど、英語はみるみる戻ってきて、宿題もまじめにこなしていたので安心した。
久々に、焼肉屋に行った。
カナダに帰る前に食べておきたいものの一つ。
普段は家で食べるのだけど、
けちけちしている場合じゃないっ! ここはひとつ、お店でもうちょっと良い肉を!
と踏ん張ってみた。
ユッケなんて、家じゃ食べれないしカナダでも食べられない。
カナダでは手に入らないわけではないけれど、やっぱりなんだか手が出ない。
で、何年ぶりに食べたんだろう、ユッケ。
私が好きな某店の味には劣るけれど、美味しかったなぁ~♡
最近は、モツ系が人気らしいけれど、私はダメなんだよね。
だから定番の、タン塩、カルビ、ハラミなど。
腹八分目で止めて(お腹とお財布と相談した・笑)、よい気分で帰って来た。
そうそう、昨日はもう一つイベントがあった。
J.C.とガールフレンドが初デート♪
映画を観にいく約束をしていて、ホワイトデーだしどっち道会わないとだし・・・と、この日になったのだった。
二人が観たい映画は「ヤッターマン」。
これを付き添って観るのかよぉ~・・・と不安だったが、小学生にもなると子供だけで入れてしまうから、子供達だけで観ることができ、大人は行かなくて済んだ。
空き時間で私はひとりでぶらぶら。
ショッピングモールの中なので、十分に暇つぶしはできる。
本屋に立ち寄り、コーヒーを飲み、映画を観なかった分の浮いたお金で爪のお手入れとカラーをしてもらった。
見本色を見て選んだピンクだが、実際に2度塗りすると濃くなるのね、ちょっと爪だけ可愛すぎて浮いている(汗)。
映画は楽しかったみたいだ。
お互いに、いい思い出になったかな。
今週は、人とのランチが続いている。
月曜は、母と。
火曜は、友達と。
水曜は、友達が来て。
今日は、友達と。
そして明日も、また友達と・・・。
こんなに忙しいの、初めてだわ。そして最後だね。
普段、挨拶程度の仲だけれど、ランチに誘ってくれるママ友達もいて、そんな時は本当にうれしい。
少しだけれど、こうして気の合う友達ができて、大きな収穫となった。
私の人との付き合いは、深く、狭く。
性格上、どうしてもそうなってしまう。
ばたばたと日頃から忙しくなるのも嫌いだし、誰にでも愛想良くできる性質でもない。
だからこそ、いい人ばかりで、そして長い付き合いとなる。
より分かり合える、お互いに。
そしてJ.C.は、今日は学校から帰って来てから、幼稚園のお友達のところへ遊びに行った。
J.C.が年長だった時に年少さんだった近所のお友達。
私達が引っ越してしまうと聞いて、その子と妹がとても残念がっていたのだそう。
たまたまママとスーパーで会い、じゃあ今度また遊ばせようということになったのだった。
5時になって家まで送って来てくれたママと、少し立ち話。
子供達は親が話しているから、また遊びだす。
「J君と一緒だと本当に楽しそうで、もうちょっとしたことで二人とも笑い転げてたんだよぉ」
と、遊んでいた時の様子を教えてくれた。
お礼を言って別れてから、その子供達からもらった手紙を読んでみた。
「Jくんのことをわすれないよ」
と、二人とも書いていた。
まだ年中と今年年少さんになる子供達なのに、しっかりと読める字で。
頻繁に遊んでいたわけではないのだけどね。
二人にとって、J.C.は少しだけ特別な存在だったみたいだ。
ここでもいい出会いがあったなと実感した。
一昨日J.C.に、
「もうそろそろみんなにも、カナダに帰ること言ってもいいよ。自分が言ってもいいと思ったら言ってね」
と言うと、早速昨日、自分で先生に言ったらしい。
「先生、おかあさんが「そろそろみんなに言ってもいいよ」と言ったから、僕がカナダに帰ることをみんなに言いましょう」
と。
それで今日、学校から帰って来てから
「今日、先生が僕のことをみんなに言ったんだ。そしたら、○○くんと●●くんと●●ちゃんが泣いちゃったんだよ」
そっかぁ・・・・。
聞いてて私が、涙が出てきてしまって。
すぐにティシューでふき取って、
「でもね、Jが泣いたらみんながもっと寂しいと思うから、泣かないんだよ!」
本当は、自分に「泣くな」と言っていたの。
私が泣いたら、J.C.はもっと寂しくなるもんね。
寂しいなとは思いつつ、本人は何となく、この「イベント」も楽しんでいる様な気がする。
常に前向き。それが子供のいいところ。
というか、本人も少しほっとしたのかもしれない。
みんなに知らせて、これで自分も前向きになれると。