通学2週目にしてもあまり状況が変わらないJ.C.の学校のこと。
つまり、持ち物はランチとアジェンダとペンケースだけ。
おまけに時間割もないから、いったい何をしているのかは子供本人に聞かないとわからない。
今日、迎えに行った時にサイモンのママに会ったので、聞いてみた。
「教科書はないの?」
「クラスでは使うみたいだけれど、持ち帰っては来ないわね。大きい学年になれば持って帰るみたいよ」
「掛け算はならった?」
「まだよー。サイモンなんて、掛け算が何なのかも知らないわ」
「G2では習わないの?」
「習わないみたいね。G3じゃないかな」
日本では体育を抜かす全ての教科に教科書があり、時間割がはっきり決まっているから、それに合うように教科書とそれぞれの教科用のノートがあって、持っていかなければならない。
しかし、J.C.のバックパックは持ち物が少ないから軽い軽い!
キンダーの時の方が、着替えを持って行ってた分もっと重かっただろう。
まぁ、いいならいいんだけどさ。
私はカナダの教育水準が低いとは思わないし、詰め込み過ぎない分いいと感じている。
でも、それぞれの教科をどの様な内容で勉強しているのかは知りたいなぁ。
G2が終わるまでにどんなことを勉強するのか、知っておきたいと思うんだけど。
++++++
今日、2年ぶりに車を運転した。
いやぁ、緊張した!
カナダに戻って1週間が経った。
2年と言うのは本当に短く、あまり長く離れていた感じがしない。
すんなりまたカナダの生活に溶け込めることができた。
が、
なんだかゆるせないなーと思う事もしばしば。
お店に行けば、品物はきちんと並んでいないし、値札が置かれているその品物の物ではなかったり。
先日も欲しい物があって、やっと見つけたはいいが品物は一つだけ。
下げられていたフックには値札がなし。
いくらだかわからないから、プライスチェッカー(バーコードを読ませると値段が確認できる機械)でチェックするが、読み込めず・・・。
仕方なく店員に聞くと、他の店員を呼び、
「キャッシャーでチェックするから。もしそれでもわからなかったら、これと同じ値段にする」
と、似たような物を指さす。
しかし、ちょっと違うんだよなぁ・・・。たぶん、同じ値段にすると言われたものの方が高い。
値段は確認できたが、思ったより高かったので買わなかった。
調べてくれた店員には申し訳ないが。
日本ではそんなことはないもんね。
品物はきちんと整理整頓されているし。
それからこっちは、やる気のない店員が多い。
日本はそんな店員がいたら早速クビだろう。
でも、一昨日携帯電話を買いに行った時、とてもいい店員に出会った。
プランについて、コストについて、電話機について、とても詳しくわかりやすく教えてくれたし、とてもフレンドリー。
「これだよね~♪」
とだんなと話しながら帰って来た。
今年はりんごや梨の農園が、台風の被害をあまり受けなかったので、安いらしい。
梨に関しては、それ程安いという感じは無かったけれど、最近出始めたりんごは去年より安いかな。
安いとはいえ、カナダのあの、2kgで$1.99とか$2.99とかにはかなわないけどね。
(日本のりんごも好きだけど、私はカナダのりんごの方が好きだなぁ)
昨日は柿を食べた。
私はあまり柿は好んで食べないのだけど、安かったから♪
最近のは、種が無い。
種無し柿。
柿の種は、食べる時に特別邪魔に感じるわけではないから(スイカみたいに)あってもいいのにな。
食べ易いけど、種がないのが変な気もした。
そしてバナナ!
昨日、スーパーに行ったらバナナが1房(4~5本)400円以上もしてた。
一番安い果物だったはず。
りんごを食べればいいやと買わずに帰ってきたけれど、なんだかショック。
とりあえず、果物がたっぷり食べれて満足。
しかしやっぱりカナダも思い出す。
アップルパイ、パンプキンパイ、家の庭でたっぷり採れた洋梨、りんご狩り、ファーマーズマーケット、そしてHalloween・・・・。
先週、塾が終わったJ.C.を迎えに行った時のこと。
教室はマンションの1階なのだけど、入り口のセキュリティドアと、1階が高くなっている為に階段があって、階段を昇ったところの1階通路に行く入り口にまたドアがある。
私が1階のセキュリティドア外で待っていると、声がして、
「あ、帰ってきたな」
と思っていると、J.C.の直ぐ後から幼稚園の子とその子のお母さんが降りてきた。
そのお母さんとは夏休み頃から行き帰りで時間が一緒になる事が多く、時々話したりしたので、挨拶をすると
「J君がドアを押さえて待っててくれたの。優しいのね、ありがとう♪」。
今、某コマーシャルで、イギリスでは後ろの人の為にドアを開けて待っていてくれる、云々・・・と言うのをやっている。
その映像でも子供が後ろの人の為にドアを開けて待っている。
イギリスだけではないのにな・・・と、カナダ・アメリカを知っている私は思うのだけど、本題はそれではなくて。
「凄い!」と思うだけではいけないのです。
自分もやらなければ!
この行為に象徴される物ってたくさんある。
あえては書かないけれど、これを普通と思わなければね。
私は、正直言ってほっとした。
J.C.が、きちんとできたこと。大事なことを忘れないでいてくれたこと。
しかし・・・・・・・
そのお母さんが褒めてくれた後に、幼稚園の子は
「J君は先生に怒られてたよ~」
と言われ・・・・(恥)。