先週はイベントがあったので、あっという間に過ぎてしまった。
イベントと言うのは、
J.C.の学校の、毎年恒例のオペラ。
全校生徒が参加するこのオペラは、音楽の先生がリードして、1995年に始まった。
チケットの売上金は、全額癌の研究費へと寄付されることになっている。
今年は「フィガロの結婚」。
私とだんなは、初回を観に行ってきた。
指揮者(男の先生)、ピアノ演奏(オペラを主宰する女の先生)、フルート演奏(もう一人の音楽の先生)、そして子供達だけの出演。
G3までは自分の出番の時だけ出てきて、それが終わればあとは教室に戻ってしまうのだけど、G4からはずっと会場に残っている。
主役達はステージの上、または袖、他の子達はステージの下の階段の所に並んで座り、歌の時はそこで歌う。
そして、自分の出番の時は静かに一度廊下に出ていき、ステージに上がる。
そんなわけで、J.C.がどこにいるのかはわかっていた。
顔は見えない位置だったけれど、あの辺にいるなーと。
で、同じコスチュームを着た子達が出番なのか、そろそろと出て行ったのに、なぜかJ.C.が出てこない。
おかしいなぁ、と思っているうちに、その子達がステージの上に出てきた。
と、その時。
J.C.がそろそろと出て行くのが見えた。
奴、出番を忘れたな!
幸い、もう一度出番があったのでその時に写真を撮ることができたけど、なんだかほっぺが真っ赤。
(あとで聞いたら、メイクさんに塗られたらしい)
子供達は全部で5回公演した。
夜の部は7時から。
練習から始まり、それはそれは大変なこと。
主役クラスの子達はセリフを覚え、歌を覚え、演技もするわけだし。
女の子の歌が上手いこと!
知らない子達であっても、頑張ってる姿を見て目がうるんでしまったよ。
出番を忘れたJ.C.は、家に帰って来た時、大層ショックだった様で
「なんてバカなんだ!ぼくは」
と、何度も(英語で)言っていた。
クラスの子達にも言われたらしいし、本人からして恥ずかしいやら、腹立たしいやらだったみたいだ。
でも、それがわかればいいんだよ。
2度と同じ失敗は繰り返さない、それがわかってくれたなら。