1999年にカナダに移住した時に買った家具。
トロントのアパートに住むことになって、ダイニングセットを買ったんだけど、その後のことを何にも考えずにデザインと色と質の良さで選んだそのセットは、とても大きかった。
食器を入れるキャビネットは幅も広く背も高く、ダイニングテーブルは6人掛けでさらに両端を引っ張ると真ん中に隙間ができて、そこに天板を入れてエクステンションできるというもの。
(実際にエクステンションしたのって1、2度しかなかった)
アパートはそれなりに大きな家具を置く余裕があったので、満足はしていた。
夫婦2人だけれども、いずれは家族も増えたり人が集まる機会もあるだろうと思っていたから。
次の年にトロントから少し離れたところに家を買い、引っ越した。
その家も、なんとかテーブルも置けるスペースはあったし、キャビネットはリビングに少し出る感じだったけれども置けていた。
入れる食器もたんまりとあった。
これも移住して直ぐに揃えた、8人分のセット。
同じ柄のものを義母が見つけては買ってくれて、だんだん食器も増えて行った。
その後日本へ一時引っ越し、カナダに戻って1年はだんなの実家に居候。
そしてまた家を買った。それが今の家。
売りに出ていたこの辺りの家を何軒も下見をしたけれども、ダイニングエリアがとても小さいところが多かった。
イートインキッチンと言って、キッチンにちょっとしたテーブルを置いてダイニングにするスタイル。
それだとうちの家具が置けず、それを理由に却下した家も何軒かあった。
今住んでいる家はギリギリいけるぞ!って思って、寸法まで計った記憶がある。
置き方は、もうこれしかないっていう置き方で。
使わない椅子はベースメントに保管して、なるべくコンパクトにして使っていた。
ダイニングセットはなかなかの値段だったし一生使うと思っていたのだけど、いつからか、大きいからダウンサイジングしたいなと思うようになった。
J.C.が家を離れてからだ。
けれども、如何にもこうにも新しいものがなければ売ることもできない。
いいものだから、ドネーションには出したくない。
売る手段としたら、日本のジモティーみたいなローカルのフリマサイト。
でも売れてしまってから新しいものを探すとなると、いつ気に入ったものが見つかるかはわからないし、その間テーブルもなく、どこでご飯を食べればいいのやら・・・。
そんなある日、スリフトストアで素敵なテーブル&チェアセットに出会ってしまった。
チーク材のミッドセンチュリースタイル。
これはもしや?とテーブルの裏を覗いてみると、しっかりメーカーの名前が書いてある。
デンマークの有名な家具メーカーのビンテージものだ。
4000ドルくらいしちゃうのが、お店の人は何にも知らないのだろう、なんとテーブルと椅子4客で100ドル!
これは買うしかないと。
自分達で使うのか、売るのかはわからないけれども、このままここに置いてはおけない。
買った。車にギリギリ入った。
早速使い始めた。
今までの大きなテーブルは、ベースメントに移動した。
これを機に、今まで使っていた方を売りに出すことに決めた。
カナダにはKijijiというローカルベースのフリマサイトがあって、そこにセットで出した。
何人かから問い合わせがあったが、本気で買いたいという人はなかなか現れず。
しばらくしてから、テーブルと椅子だけ欲しいと申し出があった。
別々でもいいやと思って、テーブルと椅子が先に売れた。
その後、いつも行くアンティークモールで、チーク材のテーブルに合うミッドセンチュリースタイルのビンテージキャビネットを発見。
お値段も割と手頃。
行くたびに「いいなぁ。でも割と安めだし誰か買うだろうな」と思って見ていたが、なかなか売れない。
そのまま4、5ヶ月経って、もしデリバリーしてくれるなら買いたいと店の人に言ってみた。
店の人がキャビネットを売っていたベンダーに聞いてくれて、デリバリー代+20ドルでどうか?と言われたので買うことに決めた。
置く場所、どうする?
ダイニングには今も使っている大きなキャビネットがある。
新しいキャビネットはダイニングとリビングの中間くらいに置いて、中身はリビングらしくディスプレイ中心にして、しばらくキャビネット2個の生活が続いていた。
2年くらい続いたかな?
そして昨日。
古い方のキャビネットが旅立った。
Kijijiからとっても気に入ったから欲しいという人が現れ、昨日ピックアップトラックで持って行ってくれた。
さようなら、古いキャビネット。
なんだかちょっと寂しい気もするが、すっきりした。
新しいお家で、大事にしてもらってね。
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