とてもとても、慌ただしい週末だった。
義父母の家が売れたので、家財道具を売る為にガラージセールというか、エステートセールをした。
家具はどれもよい状態で、クオリティもいい。
戦争が終わった後に、ドイツから移民してきた彼らだから、この地で代々受け継いだというアンティーク家具はないけれども、50年以上も使っていたものもあるし、センスのいいものばかり。
3人の子供それぞれが、自分の欲しいものはだいたい既にもらっていて、また、大事なものは引き取っている。
うちもいくつか家具は貰うけれども、いいものとはわかっていても、我が家のスタイルとは違うので、今既にある家具とマッチしなければ貰ってもなぁ・・・とベースメントに新しく作る(はずの)ゲストルーム用のベッドと箪笥を。
ダイニングテーブル、カウチ、コーヒーテーブル、食器棚などなど、たくさんあった。
義姉が金曜日の夜に来て、準備をして、義姉とだんなで土曜日の午前中にセールをした。
お昼前に陣中見舞いに行ってみたら、ぽつんぽつんと本とお皿が売れた程度。
それもそのはず、全く目立たなくて、家についても「やってるの?」って私が思うくらい。
悪い要素が重なったと言えばそうで、まず、広告を出したKIJIJIでバグがあり、日にちや時間の表示が正しくされなかったこと。
その広告にアクセスが多くあったのに、場所をぎりぎりまで明かさなかったこと。
(既に誰も住んでいない家だから、泥棒に入られたら・・という心配があったかららしいけど)
それからそもそもその家があるのが、住宅地の中では比較的通りのあるメインストリートで、運転中に「あ! やってる」と思ってもすぐに車が止められないこと。
隣の家の前庭に植え木があって見えにくく、義父母の家自体も入り口が木に囲まれて見えにくいこと。
私はなんとなく予想してたけれど。
私には「手伝って」と言う声がかからなかったから、あまり口を出さずにいたけれど、通りに看板を出したり、物をもっとドライブウェイにおいて目立つようにしたりしないとなぁ。
結局その日は午前中だけで終わり。
ダメだった理由をあれこれ考える義姉に、「なんだかなぁ・・」と思いながら(努力が足りんのだ!)、義姉は家に帰るがだんなが明日もやると言うのでいろいろとアイデアを出してあげた。
その日の夕方、そこから近い大きな交差点に看板をつけ、Kijijiの広告をもう一度だした。
次の日は私も朝から一緒に言って手伝い。
家具も出せるものは外に出し、風船を入り口につけたりとにかく「やってます」という雰囲気を出す。
そして、だんなも私も外に椅子を出して座ってた。
(土曜日は二人とも家の中にいた。それも悪かったんだと思う。だって、本当にやってるように見えなかったもの)
近所の人が覗きに来たり、ちょこちょこと人が来たけれども大物は売れず。
けれども前日よりはいい手ごたえ。
本当はお昼で終わるつもりだったけれど、だんなが「この際だから夕方までやる」と言うので、私は一度家にランチをとりに行き、戻ってきたら
「家具が結構売れたよー」とのこと。
近くに住むディーラーが、買って行ったらしい。
そんなわけでお昼辺りからいろいろと売れ始め、結局最後はピアノとカウチ、それからどうしても安価では売れない家具2点を残すのみとなった。
クロージングが再来週。
それまでに、家の中は何一つ残さない。
ゴミ出しもあるし、残ったものの処分もあるし、まだまだやることはいろいろあるけど、とにかくだんなの肩の荷も軽くなったと思う。
そう言えば、Angieも住んだことのある家だった