物凄くブルーで、やる気も何もない。
悲しい出来事、家の事・・・色んな事のせいで、気持ちが晴れない。
とりあえず、仕事は終わったので
週末の旅日記を。
5月2日。
朝8時過ぎに家を出る。
車を買って、初めてのドライブ旅行。
目指すはアルゴンキン州立公園。
毎年5月と9月末か10月初旬に訪れる、我が家の定例になったドライブ旅行である。
5月はムースを見る為に、秋は紅葉を見る為に。
本当は、そろそろキャンプを始めようと思っていたのだが、まだ道具などもなく今は仮住まい、準備ができないので、Huntsvilleのホテルに一泊の予定だ。
北へ向かうハイウェイ400。
いつも休憩を取るマクドナルドの少し手前の原っぱに、しかもハイウェイに程近い位置に見えたのがコヨーテ。
初めて見た、コヨーテ!
アルゴンキンに着いたのは正午過ぎ。
今日は出発が遅れたのと、違うルートでハイウェイに乗ったのでいつもより到着が遅かった。
持ってきたランチを食べ、公園内を通るハイウェイ60を東から入り、西へと走る。
西のゲート近くまで行って車を止めた。
いつも立ち寄るトレイルに、今回もまた入って行った。
ここは、大きな池があるところで、ビーバーのダムが見れたりする。
池のあちこちに、ビーバーの家が見える。
その日はもうひとつ簡単なトレイルを歩いた。
目的のムースは、3頭。
どれも若いムースで、大きな角は見れなかった。
次の朝。
昨日2度目に歩いたトレイルを、また歩く。
鶏ぐらいの大きさの、首は短くずんぐりとした、赤い頭の鳥がいた。
この鳥、昨日もよこよこ歩き、私達の前を横切った。
今日は木の上から見下ろしている。
変な鳥・・・。
休憩を取りながら、次のトレイルへ。
ここもおなじみの場所で、湖を1周するコース。
コース途中の何箇所かで、湖を望むいい景色が見られる。
天気は良く、ハイキングにはちょうどいい温度。
本当に空気が美味しい。
そして、この日見たムースは3頭。
中でも、一番大きかったのがこれ。
人だかりができているにもかかわらず、のんびりと道端にいるムース。
そうだよ、ここは自分の家だもんね。遠慮することはない。
いつもよりムースが少なかったのは、少し時期が早かったせいかな?
でもこの時期、蚊が出始めるから日にちを選ぶのが難しい。
今年は桜も早く咲いてるし、ムースの時期も早いかなと思ったのだけど。
まぁ、でもこんなに近くで見れたから満足。
そして、これが動くムースだっ!
+++++
これまでは、不平を言ったことなどなかったJ.C.。
今回は、「行きたくない」から始まり、車の中では私達を困らせ、ムースは喜んで見ていたもののこの旅をenjoyしている様子ではなかった。
かといって置いて行くわけにもいかないし、私達がどこへも行かないわけにもいかない。
これからもっといろんなところに行きたいのに、お先真っ暗・・・・。
無事にカナダに戻ってきた。
到着時トロントは、小雪がちらついていた。
一晩明けた今日も、朝から雪がちらちら。
私が住んでいた間も、4月に雪が降ることが珍しくはなかったが
何も今日降らなくてもいいのに・・・。
なんだか、厳しい現実を突きつけられている気がする。
成田出発時。
まず、Angieの検疫を受けなければならなかった。
検疫自体は簡単なもので、時間もそうかからない(15分くらい)。
書類の確認と、マイクロチップリーダーによる個体識別。
それくらい。
出国に必要な書類を書いてもらい、それでおしまい。
それからチェックイン。
いつも思うのだけど、成田ではどうしてチェックイン時にカートを使ってはいけないのだろう?
6個のスーツケースと猫のキャリーケースは、カートなしで動かすのはすごく大変なこと。
近くにいた、エアラインのスタッフに
「これ、自分で運ばなければいけないの?」
と聞くと、
「そうです」
と一言。
そこにいるなら、手伝ってくれてもいいのになぁ・・。
並んでいる時に、一人のスタッフが来て、ビジネス&ファーストクラス用のカウンターが空いているから・・と、私達を連れて行ってくれた。
荷物を運ぶのも手伝ってくれた。
(できるじゃん、こういうこと。最初からこうしてよっ!)
高いお金払っているのだから、サービスは忘れないでほしい。
うん、日本ではこの辺のサービスは当たり前と思っていたが、空港では違ったな。
重量オーバーしてるスーツケースがあるのはだいたい分かっていたが、いくらチャージされるのは知らず、されても1個$30位だろうなんて思っていたら・・・・。
何と、1個につき$100もチャージされ、それが3個もあった!!
こんなことなら、もっと船便で出しておくんだった!
カウンターでもあまりサービスが良くなく、カウンターにペンすらなく、エ○カナダよう・・・、もうちょっと気配りしてくれよぅ・・・と不満がつのる。
荷物にネームタグをつけたりするのを手伝ってくれるスタッフもいたのだけど、勝手につけ始めて何も言ってくれないから、どれにつけたのかもわからなくなったり。
そんなんで、チェックインにたっぷり時間がかかってしまい、見送りに来てくれた家族を長時間待たせる羽目になってしまった。
チェックインが済んだら、母が作ってくれたおにぎりを3人で食べ、両親と兄にお別れを言って。
J.C.はしっかり
「ありがとう」
って言えてた。
本当は、泣きたい気持ちだったと思う。
みんなの姿が見えなくなってから
「涙は流さないぞっ!!」
って言っていた。
本当は、泣きたいくらい寂しかったんだよね。
私はまだまだ実感がわかず、旅行にでも行く様な気分だった。
寂しい気持ちはあったし、泣いてしまったけれど、それでもまだ夢の中に居る様な感じだった。
+++++++
トロントに到着。
イミグレーションも無事通過。
6個のスーツケースをピックアップして、Angieを無事確保♪
検疫は書類に目を通し、お金を払うだけで終了。
Angieも無事。丸くなって固まっていたが。
SUVのタクシーで、だんなの実家まで。
小雪が降る、寒そうな外の景色を眺めながら、あまりの疲労にうつらうつら寝てしまった。
後ろを見ると、J.C.も寝ていた。
夕方6時頃、だんなの実家に到着。
やっと着いた。はぁ~・・・・。
すぐにAngieを放してあげると、ベースメントを探索し、2年前にいた時と同じ場所に落ち着いた。
ベースメントのクローゼットの上だ。
覚えていたんだろう。
隠れたりすることなく、落ち着いた様子。
一晩明けて、Angieは、呼ぶとちゃんと返事をするし、毛艶も良く、どこも悪くなさそうで良かった。
トイレの場所もちゃんとわかって、Angieも偉い!
+++++++
と言うわけで、また新しい生活が始まった。
しばらくは時差ボケと戦う事になりそうだ。
落ち着いたら写真などもアップします。
週末は、家族で旅行へ。
世界遺産を巡る旅、第2弾。(引越しする為、しばらく続きはありませんが)
今回は、日光へ行って来た。
土曜日、だんなが仕事だったので、夕方待ち合わせて特急スペーシアで日光へ向かう。
わずかな特急料金(しかも、午後の下り便は割引になる)で快適な乗り心地。
途中1か所乗り継いで、約1時間30分で東武日光駅に到着。
前もって宿に頼んでおいたので、宿までは迎えの車で移動。
チェックインをして、早速お風呂に入った。
ヒノキの香りがする、ここの木のお風呂は、そんなに大きくないけれど気持ちがいい。
露天風呂も小さな木のお風呂。
知らない人と入るには小さすぎるから、空くのを待って一人で入った。
前日に降った雪がわずかに残る庭園を見ながら、一人で露天風呂。
雪景色だったら、若葉が茂っていたら、紅葉の季節だったら、もっときれいだったろうな。
お風呂からあがって夕食。
夕食は、日光特産の湯葉を使った料理がメイン。
湯葉のお刺身、美味しかった♪
それから、揚げたての野菜の天麩羅。こごみがぷーんと春の香り。
夕食の後は部屋でゆっくりテレビを見て、だんなはお風呂にもう一度入り、私とJ.C.は寛いだ。
日曜日。
私は朝6時に起きてお風呂へ。
一番風呂。
私が出るまでに3~4人入ってきたが、ゆっくり露天風呂にも浸かって、気持ち良かった。
朝風呂ってなんて気持ちいいんだろう?
私は無理してでも、温泉に行ったら早起きして朝風呂に入る。
それから、ゆっくりと朝食を食べて、支度をしてから宿をチェックアウト。
宿に荷物を預けて、歩いて東照宮に向かう。
長い階段を上り、まずは三仏堂。
ここに来た記憶はあまりなく、堂内の大きな三体の金の仏様は圧巻。
お坊さんのわかりやすいガイドを聞きながら、J.C.も真剣になって大仏を見つめていた。
花粉症の人にはたまらないだろう。
大きな杉の木が立ち並ぶ東照宮付近。
まだ午前中も早かったから人もそれほど多くなく、静かに干渉できた。
見猿、言わ猿、聞か猿。
門や壁に施された細かな彫刻。
全て違う天井絵。
それから、鳴き龍。
輪王寺などもまわり、散策終了。
メインストリートへ戻り、お昼御飯を食べてから、お土産屋などを覗いて歩く。
それから宿に戻り、もう一度お風呂へ。
私達が泊まった宿は、昼間は日帰りで温泉を利用できる様になっている。
割引になった別途料金500円を払って、帰りの電車にはまだまだ時間があったので、もう一度温泉に入ることにした。
昼間のお風呂もまた良し♪
温泉って、やっぱり疲れが取れるんだなと実感した。
ちょっと熱めのお湯で、出てから「かっか」と体が火照ってしまったらいやだなと思っていたけれど、そんなことはなかった。
体力回復。気分爽快。
肌はつるつる♪
そして、宿の方にまた駅まで送ってもらって、電車で帰路に着く。
一泊夕・朝食、電車代(特急料金除く)込みで約1万円のこの旅。
これが今回の滞在で最後の旅行になると思うけれど、行ってよかったな。
困ったこと、不満などなく、よい旅だった。
強いて言えば、お茶をした某有名老舗ホテル、ケーキが小さすぎ!