そろそろいいかなという頃になったので・・・。
4月初旬にカナダに帰国(私の場合こう言うのだろうな、どちらの国に行く時も)することになった。
今週からぼちぼち、周囲の人達にも話すことにした。
学校にはもうすでに伝えてあるのだけど、J.C.に長い期間さびしい思いをさせてしまうのもかわいそうかなと思い、3月になったら子供達には言ってくださいとお願いしている。
すでにJ.C.は塾の先生に、みんなの居る前で
「ぼく、4月にカナダに戻ります」
と言ったらしいが(汗)。
この春に戻ろうという事は、最初からほぼ決まっていたことである。
来る時に、「2年」ときめて来ていたから。
ただ、100%決定していたわけではなくて、状況によって長く居ることもあるだろうねという感じだった。
何といってもきりが良い。
アパートの賃貸契約が3月で切れる。
学校がとりあえず終わる。
でも、それだけでいいのかな?という気持ちもあった。
どこかで「もうちょっと居られないかな」と、理由を探してもみたりした。
探したんだけれど逆に、「今こそ」と思えるような理由が見つかってしまい、やっぱり最初の「2年」が適当だったのだなと・・・。
まず、私の永住ビザがなくなってしまう。
国外に長期滞在してしまうと、せっかくとった永住ビザが無効になってしまうから。
それと、我が家の場合猫を連れて帰るわけだけど、これがまた、夏期は機内の温度がどうとかこうとか・・・それで旅客機には乗せられなくなってしまうらしい。
カーゴで送るのはね、可哀そうだから・・・。
私にとってはいろんな仕事ができたし、出会いもあった。
引っ越しを告げたらショックで涙をこぼしてくれる人もいる。
美味しい物たくさん食べれたし、旅行にも行けた。
もうすぐ終わってしまうのは、とても惜しい。
カナダのお友達。
また春からよろしくお願いします♪
日本のお友達。
寂しくなってしまうけれど、また帰ってくるから。
今度は長期というわけにはいかないけれど。
+++++++
そもそも、移住したのだから、この2年は本当ならなかったはずもの。
でも、「やってみよう」と踏み切った、私達夫婦の決断は正しかったと思う。
なんだかんだとあったけれど、J.C.も日本の文化を身につけてくれたし、国語も大好きで、漢字もたくさん覚えた。
最初の引っ越しの段階から、収入が少ないとか出費が多いとか、経済面での苦労は全くなかった。
無駄はひとつもなかったと思う。
そして、今後戻ってから
「もっと日本にいたかった」
と、心の底から後悔することもない様に思う。
私にとってはカナダはより居心地がいいと思うし、私達家族が住む場所だ。
「計画どおり春には帰ろう」と思い始めた昨年の年末。
J.C.にも話してはいたが、「ぼくは日本に住みたい」と言っていた。
でも今は、彼も前向きで、帰りたくないとは言わないし、むしろ「カナダに帰ったら・・」という事を言い始めている。
この子なら大丈夫。ほっとしている。