週末のコテージは、とてもよい体験となった。
なんてったって、初めてカヌーに乗ったし、水道のない生活、トイレはお外、久しぶりにアウトドアを楽しむことができた。
土曜日
朝、予定より少し遅れて出発。
今回はアルゴンキンより100km手前なのでお昼前には到着したが、それでももっと早くに着けばよかったなと少し後悔。
だんなの友達T&A(奥さん)のコテージは、Gravenhurstと言う町のGull Lake湖畔にある。
湖畔にずらっとコテージが並んでいるのだが、コテージまでの道は舗装されておらず、山道そのもの。
のろのろと走っていたら、サイモンとTが歩いて迎えに出てくれていた。
ランチを食べた後、湖へ。
いざ、カヌーに挑戦!
Tと子供達がカヌーに乗って、向い側のコテージのカヌーを借りに行ってくれた。
カヌー二隻に分かれて、出発。
全くの初心者の私。
一応泳げるが、あまりにも私の顔がこわばっていたからか、Tにライフベストを着せられた(泣)。
3人乗りのカヌーの、私は前に、だんなは後ろに乗り(とりあえず乗り込むことは簡単にできた)、後はオールを漕ぐ、漕ぐ。
私は右側を漕いで、だんなは左側。
後ろに乗った人が舵取りをする。
時折ボートが走り去ると、その波がやってきてカヌーが揺れる。
カヌーがぐらついてドキドキした。
本当は乗ったら写真を撮ろう!なんて思っていたけれど、それどころじゃない。
落ちたらカメラが駄目になる~!
J.C.はサイモンとT&Aと一緒の別のカヌーに乗った。
そして、一番上の写真の景色を右の方へ進んだところにある、小さな小さなビーチまで辿り着いた。
手前のカヌーが私とだんなが乗ったカヌー。手作りの物で、揺れやすい。
ここで、子供達は泳ぎ、遊び、水着を持って行かなかった私は写真を撮り、のんびり。
それから、だんなと二人でカヌーの練習。
湖の真ん中にある小さな島をぐるっと回り、帰ってくる。
それだけなのだが、緊張で、凄く長く漕いでいた気がする。
ビーチを出発して、今度はビーバーダムを見学。
今度はもっと長くカヌーを漕ぎ、湖の端、湿地近くのビーバーダムを見に行った。
この時は、帰りが向かい風で、漕げども漕げども進まない。
それでも楽しみながら、えっちらおっちら、T&Aのデッキに辿り着いた。
その後、子供達はカヤッキング。
それぞれのカヤックに乗り、パドルする。
J.C.は全くの初めてだったがなんとか漕ぎだし進んでいく。
しかし、ターンができず、おまけに向かい風で進まず、結局はTがカヌーで迎えに行く始末。
コテージに戻り、みんなで夕御飯を食べて、その後またデッキまで下りた。
子供達は夕飯後も水に入り、カヤッキング、ボディボードと水遊び。
この時はJ.C.もTにパドリングをきちんと教わり、一人でターンもできるくらい上手になった。
だんだんと夕暮れが近づいてきた頃、どこかでルーンが鳴く声がした。
これよ、これ!
これが聞きたかったのよね。
アルゴンキンでも聞いたことはあるけれど、この「クルルルル」という独特の鳴き声が、いかにも「カナダ」だ。
そして、のんびり静かな湖を眺めていたら、水面に何かが泳ぐのが見えた。
ビーバーだった。
ビーバーが、デッキから10m位のところで顔を出して泳いでいた。
これよ、これ!
初めて見た、生ビーバー♪
来てよかったなぁ。
次の日、2軒隣のコテージの子が、J.C.とサイモンをボートに乗せてくれた。
この子、自分のボートを持っていて、上手に運転、操ることができる。
ビーチから出発する時に、浅瀬だったのでなかなかモーターが回らず、大人達が見ていたら、パドルを取りだし水底を押して、ボートを沖に出して、それからモーターを回す。
その段取りが素晴らしく、感心してしまった。
10歳で自分のボートを持っているというのが凄いでしょう?
本当はイリーガルなのだが。
帰り道、大雨に降られたが、コテージに居る間は本当に天気が良く、ラッキーだった。
楽しかった、ほんと。
また呼んでくれないかしらん?なんて♪