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カナダのオンタリオ州H市よりお届けしています
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Profile
HN:
Yoshie
性別:
女性
職業:
ヴィンテージ雑貨店店主
趣味:
ヴィンテージ雑貨収集、アンティーキング、ガーデニング
自己紹介:
カナダのオンタリオ州H市在住。
だんな(夫・カナダ人)とJ.C.(息子 19歳)と猫2匹と暮らす。
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何日ぶりのブログになるかしら?
書かずにいた間、J.C.はグレード9を終え、夏休みに入ったその日から3人で日本へ里帰り旅行。
だんなは2週間、私とJ.C.はほぼ1カ月とたっぷり日本を満喫してまいりました。
たくさん、たくさん楽しいことがあって、後ろ髪を引かれる思いでカナダに帰国。
こちらも猛暑で、連日30℃を超える暑さは、梅雨入り前の涼しい日本から来た私には辛いほど。

時差ボケも結構ひどく、日中起きている間はもやもやして気持ちが悪かったり眠かったり。
おまけになんだかホームシック?
日本にまたすぐにでも戻りたいような寂しい気持ちで、何にもやる気が出ない日が続いていました。

そしてやっと時差ボケが治ったかなと言う頃。
ケア施設にいる義母の具合が悪くなり入院したと、夜に連絡がありました。
義母は尿路感染症のひどい状態で、毒素が体中に回ってしまっていたのだそうです。
89歳と高齢に加え、認知症、それにもともとの性格もあるのでしょうが、ずいぶん前から傷口を掻きこわしたり手を洗わなかったり、清潔にする、清潔でいようという意識がなかったのも原因の一つだと思いますが、体がもう、耐えられなかったのでしょう。

病院では点滴と抗生物質の投与がありましたが、血圧が上がらず、もうこれ以上の投与は無理だと言うことで、悲しいけれどもあとは自然に見送ると言う形になり、義父のいる施設に戻して見守ることになりました。

病院にいる時から、そして施設に戻ってからもがんばっていました(実際は眠ったような状態でしたが)。
時には声が聞こえたのか、額を動かしたり、焦点はあっていないようだけれども目を開けて見回すように目を動かしたりし、一度笑ったような表情を作ったこともありました。
けれども、この月曜日に義姉に看取られて息を引き取りました。

多くの私の友達は、義理母とはあまりよい関係ではないらしく、愚痴を聞くことも多々あります。
けれども私は、義母ととてもよい関係でいられました。
心の広い、優しくいつでも明るい人だったので、たくさん助けられました。
私の知る限りの義母は、常に笑顔でした。
認知症を患うまでに泣き顔を見たのはたったの一度だけ。
乳がん切除後の治療で、キモセラピーが残すところあと2回と言う頃
「もう治療をやめたい」
と辛そうにもらしたことがありました。
この人が私の義母でなかったら、カナダに移住してすぐに、私はここにいるのがいやになって、日本に帰りたいと思い続けていたかもしれません。

そんなことがあってずいぶんと辛い思いをしましたが、そろそろ復帰。
また明日から、がんばります。


今はドイツの親戚の家にある、義母が描いた絵


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