忍者ブログ
カナダのオンタリオ州H市よりお届けしています
| Admin | Write | Res |
Profile
HN:
Yoshie
性別:
女性
職業:
ヴィンテージ雑貨店店主
趣味:
ヴィンテージ雑貨収集、アンティーキング、ガーデニング
自己紹介:
カナダのオンタリオ州H市在住。
だんな(夫・カナダ人)とJ.C.(息子 19歳)と猫2匹と暮らす。
New entries
Comments
[04/23 けいちゃん]
[04/23 けいちゃん]
[04/20 けいちゃん]
[04/18 けいちゃん]
[04/17 けいちゃん]
[04/15 けいちゃん]
[04/12 けいちゃん]
[04/11 けいちゃん]
[03/04 けいちゃん]
[03/02 けいちゃん]

なんだか、「おさるのジョージ」シリーズみたいなタイトルだけど、本当のこと。
夕べは事件がありまして。
今日も気分を引きずり、買い物中にぼーっとして一瞬くらっとしたり、ずいぶんとダメージを受けた様子の自分。

昨日の夕ごはんの後、いつも遊びに出掛けるJ.C.が珍しく家にいると言い、私とだんなはちょっと出かけることになり、折しもだんなの誕生日、
「戻ったら一緒にケーキ食べようね」
と言ってJ.C.を残して家を出た。
小1時間で戻ってくると、
「予定変更。7:30~8:00くらいに戻る」
とメモを残して、J.C.は出かけてしまい、家には居なかった。

そろそろ戻るかなとお茶の準備をして待っていたが、待てども待てども帰ってこない。
9時半を過ぎた頃は、遅すぎるから帰ってきたら注意しよう、なんてちょっと怒り気味だった気分も、10時を過ぎた頃には心配に変わり、だんなも玄関の外に出ては辺りを見回し、中に入り・・の繰り返し。
私もリビングの窓から外をちょくちょく見ていた。
すると、家の前(向かいの家側)にパトカーともう1台の警察車両がゆっくりと止まった。

もしや!?と思ってだんなを呼び、だんなが外に出るとJ.C.が降りてきた。
オフィサーと一緒に。

オフィサーが、J.C.が外出中に起きたことを簡単に説明してくれて、事件として扱うのであれば調書を取らなければならないと言う。
私とだんなとJ.C.、少し話し合い、事件として扱って貰うことにした。
オフィサーを家に入れ、それから1時間、J.C.に聞き込み。
事件の一部始終をレポートに書いていった。

こういうことだった。

J.C.と友達4人が公園でフットボールをしていたところ、3人の男(18~20歳くらい)が怒鳴りながら近づいてきた。
友達の3人は本気で逃げ、J.C.とBという友達は別方向に避けるようにして歩いて行った。
一人の男がBを地面に倒し、それを助けようとJ.C.がBをかばった時、男が今度はJ.C.の左頬を殴った。
殴られたJ.C.は倒れ、一瞬気を失ったが、すぐに立ち上がり反撃しようとしたが、Bがそれを止め、殴られた拍子に飛んでしまったJ.C.のメガネを見つけることも出来ず、その場から逃げた。

逃げた3人の友達のうちの一人が携帯電話を持っていたので、警察に連絡。
状況と場所を伝えて隠れながらも待つが、警察はなかなか来ない。
その時、小学校が一緒だった友達がちょうど通りかかり、その子が自分の親に連絡してくれて、親が車で迎えに来てくれ、公園を避けて「ここなら大丈夫」という通りまでJ.C.と友達2人を送ってくれた。
その時、パトカーが通りかかり、状況を説明することができ、乗っていたオフィサーがパトカーでJ.C.を家まで送ってくれた。それが10:30頃。

調書を半分くらいまで取ったオフィサーは、
「実は、詳しくは説明できないけれども、もうひとつ事件が起きている。たぶん犯人は同じだと思う」
と、近所で起きたもう1件の事件について話してくれた。
やはりグループで、向かって走ってくる車を止めさせ、窓をノックし、でてきた運転手を殴ったのだそうだ。
そちらはもっとひどくけがをし、病院に行ったらしい。

調書を取り終え、だんなと私とJ.C.で、現場までメガネを探しに行った。
無理かと思ったころに、見つかった。
無事に見つかってよかった!
メガネはなくなってもまた買えばいいのだけれど、例えば粉々にされて落ちていたり、ごみ箱に捨てられていたりしたものを見てしまったらとても傷つくだろうと、実は少し心配していたから。

やっと3人テーブルに着き、バースデイソングを歌う頃には、すでに夜中の12時を過ぎていた。
J.C.も落ち着いたようだった。

殴られた顎が少し痛いと言っていたけれど、本当に無事でよかった。
友達をかばったこと、彼らしかったし、メガネを探している時に会ったBのママもありがとうと言ってくれていた。

Bの家は事件のあった場所から一番近い家。
普段はBの家の裏庭で遊んでいることが多いのだけど、昨日は向かい側の公園でフットボールをしていた。
比較的安全な公園。
普段見かけないグループ。
もうひとつの事件。
子供達には全く非の打ちどころがない。
偶発的に起こった事件だから。

けがとか、失敗とか、何かよくないことが起こると、
「やらなきゃよかったのに」とか
「いかなきゃよかったのに」とか、まるで原因が自分にあるかのように、私自身はよく言われていた。
そういう考え方もあるけれども、起こってしまったことを戻すことはできないのだから、私はそれは自分の子供には言わないように努めている。
まずは大丈夫か確認、それから状況を聞いて、怒る時は怒る、まだ修正の余地があるのなら一緒に解決策を考える・・・。

でも、今回のように自分には全く原因がない、こういう時にどうやって接してあげたらいいのかも、実のところよくわからない。
みんな多感な14歳。
メンタルな部分のケアが一番難しい。

今朝車で学校まで送って行った道すがら、
「オレ(最近俺って言うのよね)がパトカーで帰って来た時、どう思った?オレがなんか悪いことしたと思った?」
と聞いてきた。
「実はさぁ、やばい!と思ったんだ。どきっとしたよ。何かやっちゃったかなって焦った」
そう答えて、彼の気分が少し軽くなってきたかなと安心した。

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Font-Color
Mail
URL
Comment
Pass
えっ!
タイトル見て、私もキッザニアみたいなトコで1日お巡りさん体験したかと思いましたが、良く考えたら、J.Cは高校生だもんね。何だか心配な心持ちで読みましたが、最後の2人のやり取りにホッとしました。
それに、J.Cが「オレ」か〜(^ ^)うちのリアルおさるのジョージは「ココちゃん」だもんなー
けいちゃん 2015/11/20(Fri)08:04:03 編集
Re:えっ!
けいちゃん

びっくりしたでしょう?
私もびっくりだったよ。ただ事ではなかった。
でも捕まったらしいよ。犯人。
一安心です。

俺、最近言うようになってね。
アニメのセリフから始まり、最初はおかしかったけどだんだん板についてきた。
やっぱりこういうのも、通る道って言うか、駄目といってもね、ダメな理由も見つからないし、他の誰に言ってもわからないことだから(日本語わからないし)、仕方ないねー。
ココちゃん元気かな?

Yoshie
【2015/11/21 07:43】
designed by Himawari-you * phot by Art-Flash
忍者ブログ [PR]