北風吹く寒い日。
学校から帰ってくると手を洗い
「寒かった~」
なんて洗ってさらに冷たくなってしまった手を擦り合わせながら、炬燵のある部屋に急ぐ。
そして炬燵掛けをめくって、肩まで入り込む。
手も体もじわじわと温まり、かじかむ寒さが徐々に解けていく。
目の前にはかごに盛られた蜜柑。
勧められたわけでもないのに、これが一番食べたかったというわけでもないのに手が出てしまう蜜柑。
あんまり美味しくて、ついもう一つ。
炬燵に蜜柑。
切っても切り離せないこのコンビ。
けれども海外で生活する今となっては炬燵もないし(そもそも家の中はどこも暖かく、炬燵など必要のない環境)、蜜柑もなかなか手に入らない。
最近、おいしい蜜柑を見つけた。
Walmartで小さな木の箱に入って売っていた蜜柑。
美味しそうだったので買ってみたら、日本のとおんなじ形、おんなじ味だった。
これまで何度か日本の蜜柑に近いものを買ったことがあったが、外皮や中の房の皮が厚かったり、味がちょっと違ったり、房の一つ一つに種が入っていたりと、なかなかおんなじものに出会えなかった。
ところがこれ、本当におんなじで美味しい♪
よく見ると、モロッコ産。
モロッコでも蜜柑が採れるんだね。
普段、果物をあまり食べないJ.C.も、自分から
「みかん、みかん」
と言って食べている。

私は小さな蜜柑が好き
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