今日、visitationに行ってきた。先週亡くなった、プール友達の89歳の日系人おばあちゃんの。
visitationは、日本で言うお通夜、弔問のこと。
北米では、お葬式の前日とか当日の早めの時間に行われることが多く、お葬式以外で故人との最後のご対面ができる機会でもある。
私、実はカナダに来てから初めての体験で、お葬式にも出たことはない。
オーパとオーマの時はカナダに親族は全くいないし、だいぶ歳だったし、参列者も家族だけならしなくてもいいだろうと言うことで、葬儀も弔問もなかった。
義姉の夫が亡くなった時も、義姉家族の意向で葬儀はしなかった。
後になって納骨の時にセレモニーをして、それには参加したけれども。
と言うわけで初めてのvisitation。
そもそも、これがあると知ったのは、ローカル紙のウェブサイトのお悔やみ欄にもしかしたら案内が出ているかも?と思って探してみたら、あったので。
それが今日だったので、だんなも知り合いだったから一緒に行ってきた。
場所は、葬儀が行われるメモリアルホール。
開始時間から少し経った頃に到着すると、親族の方が出迎えてくれて、部屋に案内してくれた。
部屋の入り口にも親族の方がいて、挨拶をする。
自分の名前と故人との間柄。そして、お悔やみの言葉。
上手く言えないものだな。すぐに涙がこみ上げてきてしまう。
マリーともう1人のプール友達がいたので挨拶をして、だんなを紹介する。
少し話をしてから、お棺に入った故人のところへ行く。
顔のところだけ見える様になっているのかな?と思っていたけれども、上半身が見える様になっていた。
なんて言うか。
きれいになっていたので、故人の面影がない。
自分の父の時は、もっと自然だったよな、なんて思ってしまった。
声もかけれず、後にした。
その後、みんな別の部屋に行ってお茶だのお菓子を食べながら会話する。
故人の話をするのだろうけれども、この辺は自由というか、ね。
みんなが楽しくやってくれればいい。そういう感じ。
しくしく、メソメソしてしまう日本のそれとは大違いである。
あ、でも日本でもお通夜とかそういう感じか。
みんなお寿司とか摘みながらお酒飲んじゃうの。
そういうのも私は経験していないので、どうもわからないけれど。
私とだんなはそこには参加せずに帰ってきた。
故人に会えたらそれで良かったので。
歩いて車に戻る途中、
「誰も触ってなかったね」
と私がだんなに聞くと、そんなのとんでもない!って言われてしまった。
触ったりとか話しかけたりとか、そこに長居をすることも失礼なんだとか。
よかった。私、そっとポンポンして「お疲れ様でした」なんて言おうかと思っていた。
やらなくて良かったわ。
私は父の葬儀の時、触りましたよ。手や頬に。
参列していた方も、お別れの言葉をかけながらポンポンしてる人もいたし。
そういうの、しないんだ。
私の父、母の時もそうだったけれど、最後のお別れの時は棺にお花をたくさん入れてあげて、思い出の品も入れたりして、声をかけて見送ってあげた。
私はそういうのがいいなと思った。
オーマの時もオーパの時も、2人とも施設で亡くなって、葬儀はしないと決めていたので、施設から火葬してくれる会社に直送だったもんな。
亡くなったベッドで神父さんを呼んでお別れの儀式みたいのはしたけれども、そのあとはもう、灰になって小さな段ボール箱に入っていた。
普通はちゃんと骨壷に入れるのだと思う。
うちの場合はドイツに持って行く前提だったから箱で、しかも封印がされていたから開けることはできなかった。
お骨を輸出入するには国によってルールもあり、証明が必要だったりする。
中身がお骨であることを証明するために、箱は開かないよう、開けられないようにしてあった。
なんだか話がどんどんずれていってしまいましたが。
会場で泣いていたのは私だけだったな。
私はどうしても涙腺が緩く、ああいう場所では涙が出てしまうが、誰1人泣いちゃいなかった。
泣いてはいけないわけではないけれども、ここではあまり悲しがらないで見送ってあげようっていう気持ちの方が強いのでしょうね。
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