私は揚げ物が苦手。
食べるのは得意。作るのが苦手。
今日もまた、ふらっと立ち食いそばを見て、頭の中は天ぷら蕎麦を啜る妄想で膨らむ。
大海老天そば。
お蕎麦も茹でたて、天ぷらも揚げたてという上等な立ち食い蕎麦屋。
なのにお値段は690円(だったかな?)と安い!
立ち食いそば屋と言ってもちゃんとテーブル席もある。
しかも24時間営業。年中無休(正月三が日以外)。
こういう良心的な飲食ビジネスができるのは、日本だけなんじゃないかな。
お蕎麦はこの前、日本から乾麺を買ってきた。
お汁も作ればなんとかなる。
けれども天ぷらは作れない。
何度も失敗して、全く自信をなくしてしまった。
おまけにだんなが揚げ物を食べない。
トライする機会もない。
いつかきっと!大海老天そば。
今は、妄想だけで我慢する。
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そう言えば、昨日プールで。
いつもの時間にいつものミディアムスピードのレーンで泳ぎ始める。
アンディさんはいない。他の常連さんと私の2人がシェアしている。
そこへ、いつの間にか平泳ぎのおじさんが現れた。
ゴーグルをしているからよくはわからないけれど、おそらくチャイニーズ。アジア人であるのは確か。
最初はなんとか私も常連さんも泳げていた。
そのうち、平泳ぎのおじさんが遅いので追いついて追い越したり、追い越せずに詰まってしまったりし始めた。
おまけにおじさん、端っこまで行ったら私たちを先に行かせてくれればいいのにそうしてくれない。
目の前でターンしてまた泳ぎ始めるので、なんだかムカついてきた。
そうこうするうちに、もう1人がレーンに入ってきた。
そうなるともう、平泳ぎおじさんはここにいてはまずい。
このままにしておいてはいけない。
そう思って、近くを通りかかったライフガードに声をかけた。
Excuse me! Excuse me!
何度か読んでも気づいてくれず、歩いて行ってしまった。
彼がこちらに戻ってくる時に手を振ってアピールして呼び止めた。
あの平泳ぎの人、ちょっとミディアムレーンにいるは遅過ぎるから、スロウレーンに移るように言ってくれない?
そう言ったらば。
「僕は今こっち(浅いプール)を監視してるから、それを頼むならあっちのライフガードに」
と、プールの向こう側の監視椅子に座っているライフガードを指差した。
なんですと!?
おじさん、私のすぐ後ろに来ているのだから、ちょっと声かけりゃ済むじゃん。
あっちとかこっちとか関係ないじゃん。ライフガードだろ?
呆れちゃってもう、何も言えなくなっちゃったわ。
だめだこりゃ、と私は泳ぎ始めた。
結局、そんなやり取りに気づいた監視台に座っていた女性のライフガードが、おじさんに言ったみたいだけど。
おじさん、そしたら隣のレーンに移らずに帰っちゃった。
それからは平和に戻ったので別に腹立たしいとかムカつくとか、そんな気はなくて、私も平常心に戻って泳ぎ終わったんだけど。
終わってからやっぱり考えたら、それはライフガードの怠惰でしかないと。
誰かがこっちで溺れかかっていても、「僕はあっちを監視してるから」って言うのか?と思ったらまた沸々と行き場のない怒りのような情けなさのようなガッカリ感のようなのが湧いてきた。
普段ならそんな気持ちを西高生にぶつけるのだけど、生憎尾崎さんはまだジャマイカ、藤堂さんはゴルフで欠席。
明日会ったら、この2人にぶつけよう。
きっとわかってくれるはず。
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