今日は、メラノーマ(皮膚癌の一種)のチェックに行って来た。
皮膚科に行かずに診てもらえるのは楽だし、前もって登録とかしなくていいし、それが私が住んでいる市に来るのを知ってこれはもう行くしかない、と思って半ば楽しみにしていた。
モールの隣の大きなスーパーのパーキングに来ることになっていた。
これも乳癌の検診のようにあちこちと日を変え場所を変え移動して廻るタイプのクリニックで、乳癌の健診はバスだったけれどもこれはトラックで牽引するタイプ。
10時からだったので、10時ごろに家を出てスーパーに向かった。
早くも人が並んでいた。20人くらいいたかな?
私達も列の最後尾につき、並んで待っていた。
すぐにスタッフの1人からアナウンスがあった。
「今日来ることになっている皮膚科医がまだ来ていません。トロントから来ることになっているのですが連絡が取れず、今どこにいるのかわかりません」
なんですと!?
「11時まで待って、それでも来なかったら今日のクリニックはキャンセルにします」
何いいっ!?
何人かパラパラと列から離れたが、11時まであと30分。もう少し待って様子を見てみよう。
そしてしばらく待ったが、そろそろ11時になろうとする頃に、またアナウンス。
「一人の皮膚科医(半分引退した先生)がナイアガラから来れることになったので、その先生を待って始めようと思います。先生が着くまでに1時間ちょっとかかると思うので、その時間に出直して来てください」
だいぶがっかりしたのだけど、この移動式クリニックがこの辺りに来るのはいつになるのかわからない。
オンタリオ州中を回るので、確か今年のカレンダーにはこの辺りの場所は載っていなかったはず。
で、出直すことにした。
モールで軽くランチを食べ、1時間くらい経った頃にチェックインしに行った。
そしたら、1時間くらいはかかると言われた。
ここはパーキング。一応、待合用にテントが貼られていてその下には椅子がいくつかあるけれども、ずっといても何も起こらない。
幸い天気は良く、暑すぎずだったけれども、日向は十分暑い。
なので、夕飯のための買い物に行き、家に買ったものを置いてまた出直した。
そして戻ってさらに1時間ほど待った。
車両の中に入ると2つの診察室に分かれていて、1人の先生がそれぞれを行き来する。
「今日は忙しいので全身診ることはできないので、2つのゾーンね」とスタッフに言われたので、
私は脚と肩を診てもらうことにした。
先生が入って来た。
さすが、半分リタイヤした先生、おじいちゃんである。
なかなか愛想のいいおじいちゃんで、早速私のおでこやら顔まわりも見ようとする。
2ゾーンじゃなかったの?と、ちょっと焦ったが、診れるところは診ようという感じらしい。
気になっていた肩。
若い頃にオイル塗って焼いちゃったもんだから(昭和の人はやるわな)、かなりのシミがあるので、気になっていた。
けれども「焼きすぎちゃったんだね、でも心配ないよ、これは違う」。
それから脚。
腿に1つ、大きめのシミがあって表面が乾燥している感じ。それも違うって。
もう1つ、脚の脛に最近できた薄いシミ。これもなんか他のものよりカサカサしていて心配だったが違うって。
だいぶ時間がかかったけれども、診てもらえてよかったかな。
今日は他にやることなかったし。
もし、ホームドクターを通して皮膚科に回されるのなら、たどり着くまでに少なくとも3ヶ月はかかるだろう。
今日やっちゃってよかった。
こんなふうに、サービスとしてはいろいろやってくれているカナダの医療システム。
けれども問題点は山ほどある。今日みたいに肝心な先生が来なかったりね。
そんなやつ、処分して欲しいわ。私たちの税金が無駄になってるわ。
もう少しこの移動車を増やして欲しいものです。
PR