電気湯沸かしポットを買った。
今更で、なんで今まで買わなかったんだろう?と思うけれども、やっと買った。
なぜ?
我が家のストーブ(レンジ)はガスで、コーヒーなどのために湯を沸かすには、ビンテージのガラスのパイレックスのポットを使っていた。
元々はパーコレーターで、コーヒーを抽出するためのパーツは使わずにケトルとして使っていた。
使うこと、15年。
なぜ電気のものに変えたのか?
それは、時間がかかるから。
それと、ガスを長時間使うから。そのために夏は暑くなるから。
そもそも、例のガスレンジの火の調子が悪くなってきた頃に、お湯を沸かすのに時間がかかるなあと実感したことから始まった。
蜘蛛のせいでガスの流れが悪くなっていたことは判明したけれども、たとえガスがちゃんと出ていても電気のものより湯を沸かすのに時間はかかる。
実家で使っていた、Tifalの湯沸かしポット。
もう何年も前に私が両親のために買ってあげたものだけど、早いのよ。
何しろ、小ぶりでいいのよ。
それで、これは電気のを買わないと!
と思ったはいいけれども、このTifalのようなものがここでは見つからない。
全てが大きい。1.7リットルが標準。
じゃあ、日本で買ってカナダに持って帰ろうか、と思ったけれども、電力が違うので使えない。
使えないことはないけれども、湯沸かしポットは電力使うのでやめておいたほうがいい。
それでカナダで探した結果、適当なものが見つかったので先週買うことにした。
約30ドル。
難しい機能はない。ただ湯を沸かすだけ。
温度設定があるものが良かったけれども、それは大きいし、値段も倍以上になる。
何度も妥協して、結局シンプルなものを買った。
けれども、満足している。
たかがお湯よ。湯沸かしよ。
湯が早く沸いて、自動で電源が切れればそれでいい。
沸いたと言うお知らせがなくとも、保温がなくともそれでいいの。
この夏は、湯を沸かすためにずっとガスレンジを使わなくていいの。
キッチンに火が灯っているだけで暑いからな。
なんなら、パスタを茹でるためのお湯も、これで沸かしてから鍋に移す。
それなら早いし、暑くない。
昨日5月の終わりだって言うのに寒くてね、キッチンに多少火があってもいいくらいだったけれども、夏になると暑いからね。
今年の夏はちょっとでもこれで暑さを凌げるといいな。