今回の帰国後は、割と早めにスーツケースを片付けられた。
ダラダラとそのままにしておくと、怒られてしまうしな。
大きめのハードシェルのスーツケースと、今回は追加料金を払って母が使っていた小さいソフトスーツケースを持ってきた。
全てのものを出して気がついた。
ハードケースが壊れていた。
4つあるウィール(車)のうちの一つがついている、一番下の角がほんのちょっとだけど割れていた。
確か10年くらい使ったもので、後から買ったスーツケースで既に壊れてしまったものもあるから、まぁ仕方ないのかな。
「よくもってるな」
って思いながら使っていたのだけど、とうとう壊れてしまった。
スーツケースが壊れてしまった時、バッゲージクレームのカウンターに持って行って報告すると何やら紙をもらえるらしく、それを使って航空会社に補償の申請ができるらしい。
その紙を貰えるのは中でだけ。
税関を出てしまったらもうダメ。
私は家に帰ってから気がついたので、残念ながら申請はできない。
そもそも、10年は使ったから諦めもつくけれども。
前回壊れてしまった時は、確か、母が亡くなった時。いろいろ終えてコロナ禍でカナダに戻った時だと記憶している。
あの時はプレミアムエコノミーだったから、荷物もプライオリティタグが付いていた。
プライオリティだと、オンラインから簡単に申請ができる。
買った時のレシートも取ってあったから同額を返金してもらえた。
次に日本に帰る時は、新しいスーツケースを買わないといけないな。
昔みたいなハードケースは頑丈で、そうそう壊れやしなかった。
けれども重たく、ウィールも付いていなかった。
(私が初めて海外旅行に行った時に使った、私のおじいちゃんがハワイに行く時に買った水色のスーツケースは、ウィールは付いていなかったと思う)
その後、ファブリックのソフトケースが主流になった。
ハードケースより軽いし、その頃からきっとスーツケースのサイズや重量制限が厳しくなってきたのだと思う。
最初の頃はウィールが付いて、紐で引っ張るようなタイプ。
それからハンドルを引き出せるようになって、でもウィールは前後にしか動かないタイプ。
そういえば、私も大きくて赤い、ファブリックのケースを持ってたな。
でも大きかったからその分たくさん入れちゃって、チェックインのカウンター前で重量オーバーだと知って、開けて中身を出した記憶がある。
だいぶ進化したスーツケースだけど、壊れるものは壊れる。
寿命でしょうね。