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カナダのオンタリオ州H市よりお届けしています
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Profile
HN:
Yoshie
性別:
女性
職業:
ヴィンテージ雑貨店店主
趣味:
ヴィンテージ雑貨収集、アンティーキング、ガーデニング
自己紹介:
カナダのオンタリオ州H市在住。
だんな(夫・カナダ人)&猫2匹と暮らす。
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金曜日、夜焼き鳥を堪能して友達の家に泊まり楽しく過ごした後。
次の日土曜日は早めに出て、帰宅の途へ。
途中、モールによって買い物でも、と思っていたけれど開店まで時間もあったので真っ直ぐ最寄りの駅まで帰ってきた。

歩いて帰るか、タクシーで帰るか。
電車の中で考えていたが、ふと思いついた。
市のコミュニティバスが使えるのでは?

調べてみたらちょうどいい時間に乗れるバスがあったので、それで帰ることにした。
駅に着いたら、最近いつもいるタクシーがいない。
結局タクシーは使えなかったってことだ。
バスがあることに気づいて良かった。

降りるバス停から5分ほどは歩かないといけないけれども、大したことはない。
バスを降りて、歩き始めてちょうど半分くらい、小さな十字路に差し掛かろうとしたところで左から車が来る気配があったので、左端を歩いていた私は右端に移動することにした。
マスクをつけたままだったのでマスクをしまおうと折り畳みながら右端に来たところで。

よろけたんだかつまづいたのかははっきり覚えていない。
左足の着地に失敗。倒れそうになったので持ち直そうと右足を出そうとしたが、時すでに遅し。
スローモーションでいろんなことを考えていた。
え!?ヤバい、私どうなるの?
どこか捕まるか?いや、捕まるところがない。コンクリートの塀は凸凹して捕まるところがない。
倒れちゃまずい。車の運転手に無様なところを見られてしまう。
なんて考えてたらもう地面が目の前。
あ、あ、あああぁぁぁ…

と、鮎原こずえが相手チームの壮絶なアタックをレシーブする事ができず、左手グーで腕を伸ばしたままコートの床に伏せる、まさにそんな体勢で道路端に倒れ込んだのでした。

と書くと少しはかっこよく感じるけれども、まるで酷く無惨な格好。
右手を見れば、支えようと右手を地面に突いたらしく全ての爪が割れていて、人差し指の第一関節を擦りむいたらしく血がで滲んでいた。

はて、車の運転手はどうしただろう?
まだそこに止まったままの様子。
どんな人よ?助けちゃくれないのか?自分で立ち上がらねばならんのか?

やっとの思いで立ち上がりながら車の方に目をやると、窓ガラスを下げながら私よりも若そうなおばちゃんが「大丈夫ですか?」と声をかけてきた。
遅いっす、おばちゃん。
駆け寄るくらいしてもいいんじゃないか?
「あ、大丈夫です」
と、苦笑いしながら返事をした。

立ち上がってみれば、左膝がヒリヒリ、左肘もヒリヒリしていたが、服は破けていなかった。
右腕が筋肉痛のような感じ。
咄嗟についたからだろう。鞭打ちというやつか。
でも歩ける。どこも骨は傷めてないし、捻挫とかもない。

ゆっくり歩いて、家まで帰った。
歩きながら、情けなかった。
なんでそんな事が起こったのか?なんで、なんで、なんで?
全くわからない。ゴーンってつまづいた感じもなかったし。
割れた右手の爪を切って整え、泣きたくなった。

一日経って、なんとなくあちこち筋肉痛がある感じ。
右腕はちょっと上げづらいが昨日よりまし。

振り返って、何より心配なのは、あのおばちゃんの車にドライブレコーダーが搭載されていたとしたらどうしよう、ということ。
だってきっと、私の無様な姿が残っている事だろう。
どうか、どうか探して見返すなんて事しないでください。
お願いします。




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