またテレビの話題ですみません。
先週から見始めて、残すところあと1エピソードとなったNetflixのシリーズ、「Ripley」リプリー。
リプリーと言えば、マット・デイモンが演じたTalented Mr. Ripleyがより知られていて、物語自体は「太陽がいっぱい」でもお馴染み。
で、今見ている新しいRipleyがすごい。
何がすごいって、もう、映像が素晴らしい。
一コマ一コマが芸術的。
カットも構図もアングルも、有名な写真家の展覧会を見ているようで、そこに俳優の動きが加わって、それも全て計算し尽くされている感じがする。
リプリーを演じている役者自体は、好きではない。むしろ嫌いなタイプ。
マット・デイモンや、もちろんアラン・ドロンの方が数倍いい。
でも、原作を読んでいないけれども、要は悪役。悪役には適した役者なのかもしれない。
マット・デイモンやアラン・ドロンの方が見ていて気持ちがいいけどね。
全編モノクロのドラマで、
古いイタリアの街並みや車がカッコよくて、
石畳の路地でエスプレッソとか、
長距離列車のコンパートメントとか、
アパートメントの自室を靴でコツコツ歩いたりとか。
見ていて憧れるものとか多くてうっとりしてしまうけれども、詐欺師の物語。
そっか、マット・デイモンもアラン・ドロンも詐欺師だったんだわ、このストーリーでは。
これを見終わったら、またその二つも見返してみようかな?
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