毎回医者にかかる度に「ほんとダメだな」と思っていたカナダの医療システム。
今回は、ちょっぴり見直した点がいくつかあった。
まず、付添人へのテキストメッセージでの経過報告。
あれには助かった。
それと、今は救急に患者としていくと記録がちゃんと残って行くようで、それが自分のアカウントにログインすると見れるらしい。
今回の手術も、一人ひとりの手術の経過レポートが執刀医によってアカウントにアップデートされていて、どんな風に手術されて、どんな様子だったのか、事細かに書いてあるらしい。
それは関心しました。
私は救急にお世話になったことがないし、手術の経験もこの数年はないのでアカウントすらないけれども、健康保険に紐づけられてデータが見れるのはありがたい。
ま、この二つか。二つだけか。
もう一つ加えれば、手術の時のドクターや看護師、麻酔の先生とかみんな明るくて良い人たちばかりだったそう。
それも大事なことだ。
手術前に手厳しいこと言われたり、冷たくあしらわれたらなんか先行き不安になってしまうもの。
でも、結局ははっきり言って、流れ作業的です。
例えば朝6時に来いと言われていたのに、受付に行っても誰もいなかったらしい。
日本だったらありえないわ。
それで受付に人が来てから「8時から手術の人〜」と呼ばれ、手続きを済ませたら準備をして、その一行が並んで手術室まで歩いて行くんだそうで。
その姿を想像してちょっと笑いそうになったけれども、そもそも日帰りができる程度の手術だから重症な人はいないわけで、それもありなのか。
手術が終わった人はベッドでリカバリー室に運ばれ、その後帰るまでに待機するカーテンだけで仕切られた大部屋に入る。
私はこの部屋に行ったのだけど、ベッドと点滴を吊るすやつ、道具などが入ったキャビネット、それと付き添い用の椅子ひとつという部屋。
通路は看護師が行ったり来たり。様子を見れるように通路側のカーテンは開けっぱなし。
それと、ブランケットは今は使い捨て。
なんでも、温風を入れて膨らませて使うらしい。
片面が銀紙みたいなやつでもう片面が白い、不織布みたいなやつか?
温風を入れるとキルトみたいになる。あったかいんだって。
いいんだか悪いんだか、とても合理的。
お世話にはなりたくないけれども、勉強になりました。
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