今日、いつも行く家から一番近いスリフトストアでの出来事。
店内をいろいろ探して廻り、トイレの前を通った時に、カートを置いてトイレの中に入っていくおばあさんがいた。
おばあさんの手には服。しかも、しっかり値札タグがついているのが見えた。
まあ、私は店の人でもなく、警備員でも警察でもない。
出てくるのをそこで待ち
「ちょっと、今何してたんですか!」
なんて言えないから、通りすがりにそんな状況を見ただけでいつものルートを歩いてまわった。
もちろん、気にはなった。
置き去りにされたカードの中にはブラ一つ。
ブラはいいのか。お金を払って買うのか?
そしてトイレのドアが開くのを気にしながら、いつものルートを廻っていた。
すると、いつも入り口付近に立っている警備員が何やらトイレの方を気にしている。
さては、誰かがたれこんだか!?
ドアが開くのが見えた。
おばあさん、出てきた。
何気なく、だけどもわざとらしい視線をおくりながら近くを歩くと、カートの中にはブラだけ。
なんとなく、胸元を気にしている風。
バッグは手提げ。ここに入れようと思えば入れられる。
私はもう、終わって店を出るところだったので、その後どうなったかはわからないけれども、捕まえたところで違うと言われたらそれまで。
何しろ、売っているものはほとんどがユーズド。
同じものがずらっと並んでいるわけではないので、店も在庫管理などできない。
セキュリティカメラを確認すればわかるけれども、トイレの中にタグ付きの服を持って入り、中でタグを取ってしまえば元々その人が着ていた、持っていた服と言い張れる。
バッグにそっと入れなくても、シャツなどを試着してそのまま上から自分が着てきたジャケットを羽織ればわからないし、
靴だって値段のシールは靴底についていることが多いから、試着するように履き替えて自分の履いてきたものを代わりに棚に置いていけばそれまで。
きっと、毎日たくさんこういうことが起こっているのだろうな。
それにしても、特に貧乏そうでもなく、推定年齢70歳、化粧が濃いめのおばあさん。
歳を取って経験値が高くとも、そういうことはやるんだねえ。
その後、警備員はどうしたかな?