冷蔵庫が来た。
配送の指定時間帯が午後4時から9時。
そもそも幅が広すぎる。
でもこれ、カナダでは当たり前。
一応、ドライバーが到着30分前にテキストメッセージだか電話だかをくれるそうなので、4時には大体のものは冷蔵庫から出し、夕ご飯の支度をしていた。
その日はだんなの仕事(オンラインクラス)が5時から5時45分までだったので、5時45分には食べれるようにと支度中。
卵焼きも切って盛り付け、冷奴も盛り付け、サーモンを焼いていた。
まさかの5時40分。
サーモンも焼き終わって盛り付けようとしたその時に、ノックをする音が。
ドアまで行くと
「Fridge」
の一言。
最初、聞き取れなくてはぁ?っていう顔をしてしまったら
「Your fridge is here」
電話が来ると思ってたからまだ大丈夫と余裕でいたら、だんなの電話に連絡が行き、そのだんなが仕事中だったから私に知らせられず。
とにかくまぁ、入っていいかと言われたので通すと、土足よ、土足。
こういう場合、ガスの点検とかそういう会社は靴のカバーを履く。
それ以外なら、脱がなくていいか、と一応聞く。
が、このデリバリーの人、何にも気がずに土足。
1人が今まであった冷蔵庫のサイズを測り、玄関ドアのサイズを測り、冷蔵庫が大きかったらしくすぐさま冷蔵庫のドアを取り外しにかかる。
そしてもう1人が、玄関のドアを取っちゃった!
その時点でだんなも仕事が終わり、ちょこちょこ通り道を作ったり手伝ったりしてたのでよかったけど、何も聞かずにドア取るか?!
普通、「ドアを外した方が作業がしやすいので取りますねー。あとで戻しますから大丈夫ですよー」って言わないか?
これもカナダのあるあるだわな。
そもそも、家電のデリバリーってその会社の人ではなく、委託された業者が多いから、躾というものがなってない。
マナーも愛想もへったくれもない。
どうせわからないだろうと、日本語でぶちぶち言いながら見ていたら、ドアの開く方向を左側にヒンジ(蝶番)と指定したのに直っていない。
その場で言って、ドアを付け替えてもらった。
まぁ、とにかく新しい冷蔵庫が来た。
最初の3、4時間くらいまでは電源を入れてはいけないらしいので、しばらく待って、夜寝る前に電源を入れた。
朝にはちゃんと入れておいたものが冷たくなっていた。当たり前だけど。
朝になってから、ベースメントの冷凍庫に移動してあった冷凍品を持ってきて、新しい冷蔵庫の冷凍室に入れ直した。
大きいぞ、冷凍室。
前の冷蔵庫に入っていた冷凍品を入れてもまだスカスカ。
たっぷりアイスが入りそうです。
その分、野菜室とか下に移動して小さくなっちゃって、下なので覗き込むようにしないといけないけれど、慣れればいいだけのこと。
外見はとてもシンプルで、いい感じ。
冷たいお水が飲めるので嬉しい。スイカも丸ごと入れちゃえる。
そうそう。
北米の冷蔵庫の今の主流は、ステンレスカラー。
25年くらい前は白、ベージュ、そのあと黒が出て、うちの元の冷蔵庫が黒でした。
そのあとステンレスのシルバーが加わり、指紋がつきやすいとか傷がつきやすいとか言われながらも改良されて、今はステンレスのシルバーとかグレーが主流。
昔、私が子供の頃、うちの2代目の冷蔵庫はグリーンだった。あの頃の家電はグリーンとかオレンジとかカラフルで楽しかったなー。
それより前の1950、60年代の北米の冷蔵庫はピンクにイエロー、ブルー、ミントグリーンとビンテージ好きにはたまらない色が揃ってた。
ああいうの、復活してくれないかなー。
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