空港のセキュリティでは、ゲートを通る時にブザーが鳴っちゃって靴を脱がされたり、やり直しさせられたりすることが今まであった。
だいたいの場合、それで済んだ。
ちなみに、ビルケンシュトックのサンダルは、脱ぐのは必須。
バックルの金具だと思うけれども、検知されてブザーが鳴る。
5年前にドイツに行ったときは、液体物をまとめて入れたジップロックを見せろと言われた。
今は、ジップロックにまとめてはいるけれども、バッグの中に入れておけばいいだけだと思う。
今回、初めてキャリーオン用のスーツケースを開けられた。
あのレントゲンみたいに中身を見る画面で何か見えたのだろう。
「ハサミとか入ってないですか?開けてもいいですか?」
と言われて(ダメとは言えないよな)、はいどうぞ。
画面を見ながら係の人が私の化粧ポーチに手をかけようとしたので、もしかしたら眉を整えたりする時の化粧用のハサミが入ったままだったか?と思った。
「開けてもいいですか?」
と聞くので、はいどうぞ。
中をゴソゴソ出されたけれども、ハサミは入っていなかった。
出てきたのは、爪切り。
でもなあ、爪切りは大丈夫だろうと思ってた。
爪切りをひっくり返したりして見た挙句、それではなかったのか、ポーチの内ポケットを探る。
でも、何も出てこない。
諦めたのか、ポーチの中身を戻してしまい、今度はもう片方の場所に入れてあった桐の箱を指差して、「開けていいですか?」
はいどうぞ。
ネックレスが入っていたケースで、ネックレスは別のジュエリー用の袋に入れてバックパックに入れていた。
箱の中はネックレスを置くクッション付きの台座だけ。
それを説明すると、なるほど、という感じで戻した。
で、ちょっと腑に落ちない感じはあったけれども「はい、じゃあいいですよ」
と言われて終わった。
スーツケースを閉めるのに、ジッパー式の内カバーを閉めずにパタンと合わせたので、中身が出た。
この人、手際悪いなぁ・・。
とにかく、事なきを得た。というか、事がある訳がないんだけどね。
何も悪いものは入れてない(はず)。
家に帰ってきてから、
「何が見えたんだろうなー」と思ってもう一度化粧ポーチを見てみたら、なぜだか黒のUピンが1本出てきた。
これがハサミに見えたのかしらん。
いつも旅行の時にはこのポーチを使っているけれども、いつから入っていたのか、今までバッグを開けられたことはなかった。
ってことは違うのか?
眉毛のハサミはチェックインしたスーツケースにちゃんと入っていたし。
なんか私も腑に落ちない。