カナダに戻る時のこと。
機内で見た映画。
樹木希林、黒木華、多部未華子主演の「日日是好日」。
いい映画だったなぁ。
茶道って、こんなに深いものだと思わなかった。
五感を研ぎ澄まし、季節を感じ、それを周囲に感じてもらい、自分も堪能する。
それを難なくこなす、茶道のお師匠さんが樹木希林。
習いに行ったのが黒木華と多部未華子。
どちらも好きな女優さんで、美しい、優しい。
ストーリーは日本的で、流れは緩やかだけれども訴えるものが多い。
これもまた茶道に通じる。
見終わってからじーんとしました。
機内での2食目は、離陸の1時間半前とかに出される。
プレエコだしい〜と期待していたが、こちらはエコノミーと同じ食事だった。
オムレツか、ヌードル。
オムレツはわかる。何よ?ヌードルって?
お隣がヌードルを頼んだので、私はオムレツにした。
オムレツはただのオムレツだった。ソーセージが1個添えられていて、あとはふにゃふにゃのポテト。
あんまり美味しくなくて、2口食べて終わりにした。
あとはフルーツとパン。
お隣を覗き見したら、焼きうどんのようなものでした。
そっちの方がよかったかなぁ。
食べてる頃からちょっとずつ高度が下がっているのがわかる。
もうちょっと早めに出してくれればいいんだけどねぇ。揺れること多いし。
それにしても。
いつも機内で書くように渡される、カスタムの申告書。
もらってないんだけど。もしかしたら寝ているうちに配られた?
お隣さんにもらったかどうか聞いたら、彼女もそういえばもらってないわと言っていた。
じゃあみんなもらってないのかな。
そして、予定時間より少しだけ早くトロントに到着。
飛行機から降りたら、サッサカサッサカ歩き入国審査に向かう。
申告書がないのが気になっていたけど、たぶん大丈夫なんだろう。
審査場につくと、誰も彼もがキオスク(機械)に並ぶように通された。
混んでいなかったので、私も待つことなくキオスクの前へ。
パスポートをスキャンして、写真を撮られ(正面のスクリーンにマスクをとって顔を向ける)、あとはいつも申告書に書いていた内容と同じ質問。
危険なものは持っていないかとか、大麻は持っていないかとか、全部「いいえ」にチェックするやつ。
それに画面上でチェックマークを入れる。
最後まで進むと、紙が出てくるので、それを持って先に進む。
紙に印刷されている番号や印でそのまま見せるだけで通り抜ける人と、審査官がいるカウンターに行く人に分かれる。
私は審査官がいるカウンターへ。そこでパスポートと移住者カードを見せて終わり。
早かった。
スーツケースも一度流れ始めると、なにしろプレエコですから。
早めに出てくるんだわ。
ささっとピックアップしてカートに乗せ、ドアを出ればだんなが待っているのが見えた。
機体がゲートに着いてからここまでで1時間。悪くない。
それにしても。
スーツケースが出て来るまでの間にトイレに行ったが、もう、泣きたいほど汚かった。
トロントの空港で最初に入ったトイレがこれじゃ、みんな驚くよ。
恥ずかしいよ。情けないよ。
日本のトイレが恋しい・・・・。
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