金曜日。朝練。
10分前にプールサイドに行くと、尾崎さんが既にいた。
やる気満々である。
二人で天気のこととか、なんだらかんだら話をしていたら、一つのレーンが空いたので5分早く泳ぎ始める。
この人と泳ぐと私もついて行こうとしちゃうので、ついつい張り切っちゃうが、疲れる。
疲れるのは呼吸が乱れるから。
呼吸の乱れがなければ、腕が疲れるだの足が疲れるだのはあまりない。
キャップがずり上がってきたり、尾崎さんに追いつかれたりで何度か立ち止まった。それでチャラにして、また頑張って泳ぐ。
「早く始めたから早く終わろうかな」
なんてちょっと思ったけれども、時間一杯まで泳ぎ切った。
尾崎さんが
「70回行った?」
と聞くけど、
「いや、そこまで行かないでしょう。えっと・・」
と、スマートウォッチを見てみる。
1750m。
いつも1500mで60回だから、それプラス250m・・・。
「あ、70だったよ」
「だろー?俺が80だから」
お!やった!
早く始めたとはいえ、気付かずにそんなに泳げてたか。
「速くなったよねー」
って言われて、そうだよねーなんて普通に答えちゃったけど、後々考えて嬉しかったわ。
この前も書いたけど、この歳になって体力が上がるって嬉しいわ。
そのくせ痩せないけど。
そうそう。
メリッサは1週間ダンナとキャンプに出かけるからお休みだそうだ。
月曜日にあった時に、手作りのちまきを持ってきてくれた。
中国では6月3日にちまきを食べる、でもこの日はキャンプでいないから1週間前倒しで先週末に作ったらしい。
で、私にもお裾分けだって。
おにぎりサイズのちまき。ちゃんと笹の葉に巻かれている。
その夜、蒸して食べた。美味しかった。
メリッサに、
「なんでこの日にちまきを食べるわけ?」
って聞いたのよ。
そしたら、
「昔の偉い人が川に身投げした日だから」
らしいんだけど、それがなぜちまきなのかがわからない。
たぶん、日本人でも日本のしきたりの謂れを知らないことって多いよね。そんな感じか。
私は、日本ではこどもの日にちまきを食べるから、旧暦の端午の節句と関係あるのかな?と思ったのだけど、偉い人が身投げって、端午の節句とは関係なさそう・・・。
家に帰ってから調べてみたら、やはり6月3日(年によって前後する)あたりにちまきを食べるのは、端午の節句の習慣らしい。
ただ、日本の端午の節句と中国の端午の節句は違うみたい。
日本は子供の成長を祝う日だけれども、中国はその「偉い人が身投げ」っていうのが由来の一つの説で、その人が川の中で魚に食べられない様にと大きな音がするちまきを川に投げ入れたとか。
その人を供養する意味で、食べ物だったとか?そんなことが書かれてあった。
なるほどねぇ・・・。
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