3月に日本に帰国した時のあの大変さを思えばなんだってできる
一人でチケットを予約し、出国前PCR検査を予約し、いつもなら見送ってもらえるのに出発当日も空港入り口でドロップオフされただけ、そこからチェックインも一人。
心細かった初めてのトランジットも難なくできたし、長かったソウルでのトランジットは予定を変更してトランジットホテルに一人で泊まったり。
我ながらよくできたよな、と思う。
大人になっても「初めてのおつかい」は、いろいろとあるもので、もう大人だけどまだ大人になっていなかった部分を大人にしてくれる。
カナダに戻るのも、コロナ禍でいろんな規制やルールがあって普段はないプロセスを踏むのが大変だった。
まず、カナダ入国72時間以内のPCR検査の陰性証明。
私の場合、カナダに入るフライトはソウル出発なので、ソウルを出発する時間から72時間以内となるので6月5日(土)の17:20以降に検査を受けなければならない。
本当なら余裕を見て2日前の検査がベストだったのだけど、行こうと決めていたつくばの病院は2日前にあたる6日は日曜日なので検査をやっていない。
半ば賭けで、前日になる7日の検査の予約をした。
それから、カナダ入国後、3日間のホテル待機が必須とされているので、そのホテルの予約。
この予約はキャンセルしても返金されないので、万が一、陽性だったら無駄にしてしまうと思い、検査結果を待ってから予約することにした。
だから、出発前日の夜、検査が終わって帰宅してからになる。
そして、コロナ禍の今カナダに入国する為に必要なアプリのインストール。
インストール自体はいつでもできるけれど、ホテルの予約番号やCR検査の結果を入力しないといけないので最後まで終わらせることができない。それも終わらせないといけない。
そんなわけで、出発前日は緊張しながら検査に行き、流石に病院、段取りがよいので検査はササッと終わったが、鼻の奥を突かれた痛さと緊張感と明日出発という安堵と寂しさとで胃が痛くなってしまった。
12時に検査、夕方4時半に結果。
時間はたっぷりあるので、たっぷり歩いたら歩き疲れるし
たこ焼きを食べ、今回は無理かと思っていたサザコーヒーのコーヒーとケーキも堪能。
本屋で1冊だけ機内で読むための本を買った。
やることがなくなったので、病院近くの公園のベンチでぼーっとしていた。
検査を受けた病院は、母が手術を受け入院していた病院。
その後も何度か入院したので、何度も何度もここに来た。
その時のことを思い出したりしていた。
またここに来るなんて、思ってもみなかった。
結果をもらい(もちろん陰性!)、急いで帰宅。
速攻でホテルの予約を取り、アプリも登録完了。
父と兄と最後の夕食を食べた。
私の為にと父が買ってきてくれたお刺身やアジフライ。最後に食べれてよかった♪
最後の日だとしんみりする暇もなく、その後もパッキングしたり準備したりで忙しく、あっけなく1日が終わってしまった。
それでよかったんだな。
しんみりしてしまうの、嫌だったし。
だから今、ホテルで一人ぼっちになってしんみりしてます。
大人になっても、こういう時はいつも子供みたいにうぇーんって、目からお水が出てきます。
PR