母は何年も高い基礎化粧品を使っていたので、病床にいても肌艶がいい。
顔色が多少悪い日でも、肌艶はいい。
やっぱり値段が高いものって、それなりに良いものなのだ。
ズボラな私も、少しは見習おうと思った。
散歩を再開するようになって、近所のおばさんと話す機会もまた少し増えた。
私の幼馴染のお母さん。
幼馴染はまだ子供が小さい頃に乳がんで亡くなってしまった。
今朝、そのお母さんが庭先にいたので声をかけた。
やはり私を見ると娘を思い出すのか、その子の話になる。
今でも朝起きてすぐに娘を思うのよー、と言っていた。
亡くなる前に、もう目は開かなかったけれども「子ども達は私が面倒見るからね」って約束したの。そしたら、うんって頷いたの。
だから、子供達(孫達)が一人前になるまでは見届けないとね。
幼稚園から小学校に上がるまでは、大の仲良しだった。
近所でみんなで集まって、毎日毎日遊んでいた。
彼女とは小学校の1,2年が一緒だっただけで、それから同じクラスにはならなかったので、自然と遊ぶ機会も減り、中学も一緒に通学することもなかったし、高校は別。
近所に住んでいても、付き合いはなかった。
おばさんが私を見る度に寂しくならないように、明るく声をかけている。
PR